今回は、転職の面接が上達する簡単な方法をお伝えします。ちょっとした工夫で、面接の受け答えが洗練されてきます。簡単だけれども、実際にやっている人が少ないと思います。それは、面接の振り返りノートをつけるです。
面接というのは、多くの方がそうだと思うのですけど、結果に一喜一憂して、時間が経過すると「面接官とどんなやり取りをしたか」を忘れてしまいます。
・面接官がどんな質問をしてきて
・自分はどんな受け答えをしたのか
これが面接のポイントなんですが、その内容を忘れてしまい、内容を改善せずに次の面接を受ける。
これは非常にもったいないことです。面接官に伝えるべき内容があるのに、伝え方を改善せずに、残念な結果が続いているのであれば、この「面接の振り返りノートをつける」というのは非常に有効な改善方法です。
どうやって面接を振り返るか?
具体的な面接の振り返りノートのつけ方ですが、面接の直後にメモをつけるのがベストです。面接が終わり、気分が高揚したり、面接官の反応や、自分の手ごたえがリアルに記憶に残っている状態が望ましいです。
面接が終わったその足で、喫茶店に入ります。そこで、面接官の質問と自分の返答を書き出します。面接官の反応も記載するとベターです。
反応がよかったのか、あるいはいまいちだったのか。面接におけるすべてのやり取りを書き出し、「この質問に対しては、こう答えれば、もっと反応がよかったかもしれない」など改善点を加えます。
面接の内容が、後で思い出せるぐらい、ノートに記載したら、振り返りは終了します。
しかしながら、ここですべてが終了ではありません。翌日、面接の振り返りノートを眺めます。
そうすると、前日に記載した面接でのやり取りを、客観的な視点で見ることができます。
「この返答はまずかったな」
「想定外の質問がきたから、次の面接のために対策をしておこう」
などと頭の中でやりとりを反芻し、結果として面接の内容がブラッシュアップされていくのです。面接というのは応募者にとって神経を使うもので、感情の起伏がともなうものです。
失敗した!
うまく答えられた!
と、面接直後にさまざまな感情が浮かぶことが多いです。一喜一憂するのは仕方のないことですが、面接の通過率をアップさせるためには、冷静に面接の内容を改善することが第一です。
圧迫面接をする企業もありますので、後であまり思い出したくないような面接もたくさんありますが(そのような企業には入るべきではないですが)記憶が薄れる前に、自分が話す内容をブラッシュアップしていきましょう。
この面接の振り返りノートは、簡単ですが、効果は確実にあります。
面接直後に喫茶店に行って、やり取りを振り返って、ドキュメントに落とすだけで完了です。
10分でできますので、みなさんも実際にやってみてください。