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「会社に給料をカットされた」ときの対応まとめ

「会社に給料をカットされた」ときの対応まとめ

「給料が減らされた!なんということだ・・・」

「給与カットされた・・。毎月の支払いどうしよう・・」



会社から毎月払われるお給料ですが、額が減らされるのはとても大変なことですよね。景気の影響もあり、給料が減らされて、手取りがだいぶ少なくなったというお話も少なからず聞くようになりました。

さて、今回は現役の人事担当者である筆者が、給料をカットされたときに、どういう対応を取ればいいのか?についてお話しします。給料カットは非常にシビアな状況ですが、この記事を読み、どうか冷静に対応してください。

 
 
 

目次

 

・給料カットされた原因は何かを把握する

・納得がいかなければ公的機関に相談する


・会社に残るかどうか判断する


・転職活動を始める


・転職エージェントに登録する

 
 
 
 

給料カットされた原因は何かを把握する

 
会社から支払われる給料がカットされたとき、まず最初にすべきことはその原因をしっかり把握するということです。
 
給料がカットされる原因は、大まかに3パターンに分けられます。


①会社の業績が悪いため
景気の状況が悪かったり、会社の営業成績が思わしくなく、結果的に社員の給料がカットになったパターンです。通常、会社というのは業績不振のときにはボーナス(賞与)を削減します。

給与カットというのは、より状況が深刻で、月々の資金繰りが厳しい状態であることが多いです。ボーナス削減だけでは足りず、月々の社員の給料もカットせざるを得ない状況というのは、会社の売上(経営状態)がかなり悪化していると判断してよいでしょう。
 
 
②成績の不振や降格によるもの
こちらは本人の成績が振るわず、評価が下がってしまい、給料がカットされた状態です。加えて、管理職などの役職者が降格で給料が下がるケースもあります。

一般の社員の給料が下がるというのは、かなり評価が低い状態だといえます。成果主義型の給与体系でない限り、月額の給料はなかなか下がらないものです。ですので、成績が原因で給料を下げられるというのは、かなり会社の評価が低いものと認識しましょう。
 
 
③懲戒などペナルティによるもの
会社から給料を下げられる要因のもう一つは、懲戒等のペナルティを受けたからがあります。就業規則に抵触し、職場に損害を与えた場合などに、給与が減らされることがあります。

この懲戒などによる給料カットは数か月間などの一時的なことが多く、社員の問題行動に原因があるケースがほとんどです。

一点重要なことは、原因がいずれにせよ給与を下げる際には通常、会社と社員が面談をし、給与カットが告げられる形をとるということです。つまり、一方的に給与カットが行われるというのはないということを覚えておいてください。
 
 
 
 
 

納得がいかなければ公的機関に相談する

 
給与が下げられるというのは非常に一大事といえますので、自分に原因が見当たらず、納得がいかなければ公的機関に相談することができます。
 
公的機関に相談というのは、労働局(労働基準監督署ではない)やユニオンなどに行き、状況を説明し、会社側と交渉することが考えられます。

しかしながら、会社の業績不振による給与カットの場合には、会社の経営にかかわる事態ですので、そもそも訴えることができないことがほとんどです。売上の減少による給料カットは、不可抗力的な要素も多いのです。
公的機関に相談できるのは、給与カットの原因が自分にあり(あるとされている)、その会社の判断が納得いかない場合になることを覚えておきましょう。
 
 
 
 
 

会社に残るかどうか判断する

 
先にもお伝えした通り、給与が下げられるというのは、人事的に見ても非常に重い状態です。
特に、会社の業績が悪く、社員の給与に手をつけざるを得ない状態というのは、深刻さの度合いが非常に高いといえます。
何も考えずに会社に残る選択するのではなく、自分の進路を考える重要な場面であると認識し、どのように対応するかを考えましょう。
 
 
 
 

転職活動を始める

 
給与カットがあり、会社に残ってもあまり状況が好転しなさそうであれば、転職活動を始めるのがベストな選択です。
給与が減らされた原因が会社にあるか、自分にあるかを問わず、非常にシビアな状況であることは変わりありません。
状況が良くなるのを待つよりは、自分から環境を変える行動を取ることが良い結果につながることもあるでしょう。
 
 
 


 
 
 
 

転職エージェントに登録する

 
転職活動を始めたら、まずは情報収集をしましょう。情報収集のために、転職活動の初期段階で転職エージェントに登録するのはとても有益です。
転職エージェントは、転職市場のリアルタイムの情報を持っており、求人を出している会社の状況や、業界ごとの求人数の動向など、転職活動をする上で欠かせない必須の情報を無料で提供してくれます。
 
また、職務経歴書の添削や、模擬面接などの面接対策も無料でしてくれるので、とりあえず登録しておくだけでも得があります。転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーと呼ばれる専門の相談員が転職相談にのってくれます。

1時間程度の面談をし、

・どのような業界を志望しているのか

・どのような社風の会社で働きたいのか

といった個別の要望を聞いたうえで、ニーズにマッチした求人を紹介してくれます。

このキャリアアドバイザーとの面談で、良い求人が見つかればそのまま応募してもいいですし、転職エージェントがイマイチなのであれば、利用を停止しても問題ありません。転職活動を始めたのであれば、まずは転職エージェントに登録してみましょう。
 
 
 
 
 

まとめ

 
給与を下げられるというのは、本当に大変なことです。しかしながら、景気の悪化とともに、業績が芳しくない会社が増えてきています。

繰り返しになりますが、会社が社員の給与に手をつける(減らす)というのは、通常時ではレアな状況です。ですので、給与カットが実際に発生したら、自分の進路を含めて真剣に考え、迅速に対応するようにしてください。
 
では!