「できれば、スムーズに転職活動を終わらせたい」
「求人が増えるタイミングって一年を通していつ?」
転職活動をしている方にとっては、できるだけ効率よく、しかもスムーズに新しい転職先を決めたいですよね。さて、「一年を通して転職しやすい時期」なんてあるのでしょうか?
はい。明らかに他の月に比べて求人数が増える時期があるんです。
今回は、人事採用担当者の視点から、「【求人増】一年間で転職しやすい時期は何月?」というテーマでお話しします。この記事を読めば、転職するタイミングの参考にでき、有利に転職活動を進めるヒントが見つけられると思います。
目次
・求人が増える時期はいつか?
・賞与の支給後にも求人数が増える
・求人増の時期は業界ごとの特性も
・まとめ
求人が増える時期はいつか?
転職活動をスムーズに進めるポイントとなるのが求人数です。転職希望者からすると、求人数が増えればそれだけ選択肢も増えますし、転職が成功する可能性も高まりますよね。この転職しやすい時期を狙って、転職の準備を進めるのが賢い戦略といえます。さて、一年間で最も求人数が増えるのはいつでしょうか?
答えは、
年末から2月ぐらいまでの求人数が一番多い
となります。
なぜ、求人数が増えるのかというと、日本企業の新年度に合わせて、人員をあらかじめ補充しようとするからです。日本は3月末決算の企業が多く、4月から新年度に入りますよね。
企業はこの新年度にむけて、人員計画を考えながら、あるいは決算の数値を見ながら中途採用をかけるのです。決算の数値というのは、営業成績のことです。売上が増えていたら、翌年度も人員を増強してさらに増収を狙おうとするものです。これらの人員計画や決算の数値は、年明けにある程度、予測ができてくるのです。実際に転職サイトなどを見ていると、この時期の求人数は明らかに多いです。
賞与の支給後にも求人数が増える
採用する企業側としては、「良い転職者が転職市場に出回るタイミング」を狙っています。企業としては、多くの応募者から選びたいので、転職者が増える時期はいつか?という視点で考えます。その時期を狙って求人を出してきたりします。
ビジネスパーソンとしては、賞与をもらった後に転職を考える人が多いため、毎年の7月、12月以降は各社とも求人が増える傾向にあります。ですので、転職のタイミングを考える場合は、賞与の後がいいでしょう。特に、企業の次年度の人員補充と重なる年明けがベストのタイミングといえます。
求人増の時期は業界ごとの特性も
また、業界ごとに求人数が増える時期が異なる場合もありますので、事前に調べておくとよいでしょう。例えば、よくあるのが「繁忙期が終わった後」に求人が増えるというものです。
経理、会計事務所、税理士系の求人の繁忙期明けは6月以降です。3月半ばまでは確定申告があり、6月末は企業の税務申告の時期だからです。
業界の特性がわからない場合には、転職エージェントに聞いてみたりするのもいいでしょう。
求人が少ない時期はいつか?
一方で、一年間で求人が少ない時期があります。それは、4月から6月ぐらいまでの期間になります。この時期は、新年度も始まり、人員を補充を終えた企業も多く、求人数がそれほど多くないのです。
企業は人員補充を終えたため、あとは欠員が出たときのみ募集するというところも多いです。この4月から6月までの時期に募集を掛けているのであれば、よほど人員が足りないか、あるいは通年で募集している企業なのかもしれません。
まとめ
転職成功の確率を高めたいのであれば、新年度前の時期を狙って転職活動をするのがおすすめです。「転職活動はタイミングだ」という言葉がありますが、求人数が多い時期を狙って転職活動を進めるのも非常に重要な戦略のひとつです。
転職を時期を事前に考え、そこから逆算し、事前に準備(企業研究や応募書類の作成)を進めましょう。タイミングと事前準備を入念に行えば、転職活動を十分にスムースに進めることは可能です。
どうせ転職するのであれば、スムースに転職活動を進める方がいいですよね。転職活動は非常に労力を使いますし疲れます。ですので、転職する時期を事前に考え、効果的に転職活動を進められるように作戦を考えましょう。
では!