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ベンチャー企業に就職する前に確認すること(基本編)

今回は「ベンチャー企業へ就職前に確認するポイント」についてお話しします。
 
かくいう筆者自身も、ベンチャー企業で人事担当をしていた経験があります。社員100人以上のシステム開発会社でした。実際にベンチャーで働いた経験をふまえながら、ベンチャー企業の選び方について考えてみたいと思います。
 
 
 
 
 

ベンチャー企業の情報から何を読み解くか?

 
ベンチャー企業は、公開されている情報が少ないですよね。限られた公開情報と、面接してくれる社員の様子、職場見学などから、自分にマッチするかどうかを判断していくわけです。
 
公開されている情報からも、ベンチャー企業の内部事情を読み取ることができます。では、どんな情報に注意して見ればよいのでしょうか?
 
インターネットでベンチャー企業の選び方について参考になる記事を見つけました。基本的なことが書かれていますが、わかりやすくまとまっていますので紹介します。


新卒でベンチャーを選ぶなら◯◯を見ろ!VCの視点から見るベンチャーの選び方(.▲.tent.)

この記事では、公開されているベンチャー企業の情報を分析し、自身の就職先としてマッチするかどうか、判断する基準を示しています。



記事では、以下のポイントをよく見ることをすすめています。

資本の構成

・扱っているサービスの市場特性
・どのようなビジネスモデルなのか
・競合他社
・社長の人物像
・経営陣、社員構成

なるほど、基本的な項目ですが、どれも重要なポイントですね。
加えて、私自身の経験でキーになってくる点をあげるとすれば、

 
・社長の経歴のバックグラウンド
 
だと思います。
 
特に、社長がエンジニア出身か?営業出身か?といったどの職種を経験していたかによって、だいぶ会社の戦略が変わってくると思います。
 
 
 
例えば、ベンチャー企業のサービスは、どうしても初期のころは知名度が低く、なかなか売上がたちません。ですので、社長がトップ営業をすることが多々あります。
 
営業出身の社長でしたら、営業を重視して社内リソースを配置し、技術がわかる人間(CTO)を側近として配置していたりします。
 
一方、エンジニア出身の社長のベンチャー企業は、社長自身がプログラムを組んでいたりして、経営陣が技術寄りだったりします。技術寄りのベンチャー企業は、プロダクトは良いのに、逆に営業がいまいちなこともあります。
 
情報開示が進んでいるベンチャー企業であれば、コーポレートサイトに経営陣の顔ぶれが出ていたりします。
 
そこをよく読み、経営陣のバックグラウンドを確認してみましょう。
 
 
 
 

社長のキャリアと異なる職種を募集していたら

 
「ベンチャー企業あるある」の事例としては、社長さんが持っていないキャリアの職種の募集をかけていた場合、その仕事について丸投げされると思っておいた方がいいです。
 
例えば、社長以下経営陣が技術系のエンジニア出身であるとします。その会社で「管理部門長」を募集している。
 
こういう場合には、経営陣が技術畑なので、バックオフィスの人材がおらず、管理部門をイチから構築しなくてはいけないケースが多いです。
 
加えて、社長が事務職にあまり関心がないことも多々あるため(これはベンチャー企業によくあります)事務管理体制の構築に骨が折れることも予想されます。
 
 
 
 

やはり最大のポイントは社長との相性

 
結局のところ、ベンチャー企業で働く際に最大のポイントとなるのは、
 
社長との相性
 
になります。
 
 
ベンチャー企業は組織が小さいので、社長のまわりに、社長と性格が似通ったメンバーが集まります。社長の考え方、仕事のやり方が社風に色濃く表れますので、そのカルチャーに合うかどうかを冷静に判断しましょう。
 
けっこう感覚的に判断する経営者も多いので、ベンチャー企業に就職を考える自身も、自分の直感で判断してみることもいいと思います。
 
 
ベンチャー企業は採用の前段階として、会食や職場体験などをする会社がよくあります。このような機会を積極的に活かしましょう。
 
もし、選考過程でこういう機会がないのであれば、自分から「職場見学をさせてもらえませんか?」などアプローチしてみるのもアリです。
 
できるだけ、「その会社の経営陣がどのような考え方を持っているのか」を知る機会を作りましょう。
 
では!