今回は「周りにバレちゃってるかも!会社を辞める人に見られる兆候」というテーマでお話しします。
私自身も転職をしてきましたし、転職を決心した時の心理状態を理解しています。
また、人事担当者として退職者を送り出したり、在職時には「この社員は辞めそうだな」という前兆を察知することもあります。
このページをお読みの方は、
・転職を考えている人
・転職活動中の人
だと思います。
転職活動中の人を周りから見ると、言動でわかったりしますので、会社に悟られることのないよう注意してください。
会社を辞めそうな人に見られる言動は?
① 残業しがちだった人が早く帰るようになる
転職活動中は、応募書類を作成したり、履歴書の写真を撮影しに行ったりと、なかなか体力を使います。そのため、現職の仕事を後回しにして、転職活動に労力を振り分けることになるため帰宅時間が早くなったりします。
会社の同僚はけっこう見ていたり、勤怠管理をしている人事担当者はタイムカードをチェックしていますので、あからさまにわかったりします。
② 半休を取得する回数が増える
中途採用の面接は平日の日中に行われるのが大半です。面接に行くためには当然、仕事から抜け出す必要があります。外勤でもなければ、仕事中に不自然に抜け出すのは目立ちますので、半日休暇を取る方が大半です。
③ 急に持ち物が小ぎれいになる
面接に行くために、カバンや靴を新調する人も多いです。いきなりピカピカの持ち物で現れると、不自然な感じを周囲に与えたりしますので注意が必要です。カジュアルの洋服でふだん仕事をしている人が、面接に行くためにスーツを着てくるといった行動もあからさまにバレます。
④ 会社に対する言動が急に冷たくなる
これは私がよく見た退職者に共通するパターンです。会社員ですから、飲み会での会社への愚痴はある程度、仕方ありません。ですが、退職を決心した人は、愚痴を超えた厳しい口調で会社を批判することが多いです。
会社への言動に「冷たさ」を感じるのです。心理的に会社を見切っているからの言動なのかもしれません。
以前、私が勤めていた会社で、女性の優秀な社員がいました。あるとき、その女性とランチをしていると、
「うちの会社って、本当に前近代的よね」と遠い目で語ったのです。その言葉がやたら冷たく、非常に印象に残りました。
その女性社員は二か月後、会社の慰留を押し切り、会社を退職していきました。
退職しようと決心している人は、もうすでに次の会社に心がいっているのか、現職への思いが非常に薄くなっているのだと思います。
転職活動がバレてよいことは何もない
今回は、会社を辞める前の兆候についてお話ししました。
転職活動は非常にエネルギーを使う行動ですので、現職がおろそかになりがちです。明らかに転職活動をしているとわかると、会社側も慰留してくるなど何らかのアクションをとってくるでしょう。
そうならないため、転職活動をしていることは悟られないことが大事です。転職活動をしていることがバレるのは、損はあっても得なことは一つもありません。
ですので、今回ご紹介した行動には気をつけて、細心の注意を払ってください。
では!