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「第二新卒で転職活動がうまくいかない」人事が教える改善ポイント

「第二新卒で転職活動がうまくいかない」人事が教える改善ポイント

「第二新卒で転職活動をしているけど、ぜんぜん書類選考が通らない・・」
 
「第二新卒の転職活動って、まず何から始めればいいのかな?」
 

今回は、「第二新卒で転職活動をしているけど、どうもうまくいかない」という方のために、現役の人事担当者である著者が改善ポイントをお話しします。

この記事を読めば、第二新卒が転職活動をする際に、どのようなことに気をつけて進めればいいのか、どのような選考で採点されるのか等がわかります。
 
 
 
 

目次

 

・第二新卒の選考のポイントは何か?

・応募書類を見直してみよう

・職務経歴に書く内容が少ないときは


・性格がわかるようなエピソードを入れる


・学生時代のことを振り返ってみる


・面接の練習をしてみる

・転職エージェントに相談してみる

・まとめ

 
 
 

第二新卒の選考のポイントは何か?

 
まず、第二新卒が中途採用の選考に臨む際、どのような点を評価されるのでしょうか?

採用する企業が第二新卒に求めていることは、

・ある程度のマナーを身につけている

・新しい知識を貪欲に吸収する姿勢がある
・入社後に成長する余地が感じられる

このような点です。

新卒で社会人生活をスタートさせ、一社目の会社に入社します。たとえ半年で辞めてしまったとしても、電話応対や顧客対応、上司や同僚への日常の接し方など、基本的なマナーをある程度は身につけたのではないでしょうか。

第二新卒の転職活動では、応募書類や面接での言葉づかいなどから社会人としてのマナーがきちんと身についているかを第一に見られます。

後は、成長余地を選考で判断されます。どれだけ新しい仕事に意欲的に取り組み、スキルを高められるのかというポテンシャルを測られると思ってください。モチベーションや新しいことに取り組む積極性をどれだけ持っているのかについて選考で見られるのです。
 
 
 
 
 

応募書類を見直してみよう

 
第二新卒の転職活動で、うまく選考が進まなかったり、書類選考が通らない場合には、まず履歴書と職務経歴書を見直してみましょう。

履歴書と職務経歴書に記載する内容によって、面接での話の展開がある程度決まります。ですので、これらの書類に書かれている内容が合否に大きく関わるといっても過言ではありません。

第二新卒で初めて転職活動をする方は、職務経歴書の書き方がわからない人も多いと思います。その場合には、市販の転職に関する本などで職務経歴書のつくり方を押さえてみてください。
 
 
 
 
 

職務経歴に書く内容が少ないときは

 
第二新卒で転職活動をしている方は、そもそも会社員としての経歴が短いため、「職務経歴書に書くことが少なくて困る」というケースも多いと思います。このような時はどうすればいいのでしょうか?

いくつか対策がありますが、面接をする側の心理を踏まえた上での回答は、

・日常業務を細分化して書いてみる

・性格面の特徴にまで触れてみる

となります。

面接官というのは、面接という初対面の場で、短時間でその応募者への合否を下さねばなりません。特に第二新卒の面接の場合、何を基準に判断しているのかというと、大まかに「応募者のマナーとスキル(ポテンシャル)と性格」になります。

面接官は、面接を通じて、「応募者が普段、仕事をする上でどのようなことを考え、どう取り組んでいるのか」を知りたいのです。

つまり、応募者としては、仕事をしている姿が面接官の脳裏にイメージできるような素材を提供すればいいといえます。面接官に提供する素材は、細かかったり、具体的だったりする方がイメージしやすいものです。


では、具体的に日常業務を細分化する方法を見てみましょう。
 
 

◆日常業務の細分化の仕方

 
・その仕事の目的
・部署におけるその仕事の位置づけ
・一人でする仕事か大人数か
・どのような点を気をつける必要があるのか
・難易度はどの程度か
・所要時間はどのくらいか
・工夫している点はあるか
・この仕事で学んだことはあるか
・成果は出せたか
 
このぐらい細かく書けば、たとえ単純作業でも、ある程度のスペースは埋まりますし、面接官は応募者の仕事への取り組み具合をイメージしやすくなるのです。

職務経歴書に書く仕事の内容は、たとえ地味でもまったく構いません。面接官も第二新卒の面接ですので、仕事のキャリアが短いので、現時点での成果が少ないことはわかっています。地味なルーティン業務でも構わないので、詳細に記載してみましょう。
 
 
 
 
 

性格がわかるようなエピソードを入れる

 
職務経歴書に書く内容は、仕事のことだけではありません。性格面にも触れるような記述があると、面接官としては応募者の人となりをイメージしやすくなります。
 
例えば、自分の性格が、

・几帳面な性格

・細かい作業が得意
・いろいろな点に気が行き届く

だとしたら、仕事の記載の一部に、

「私は細かい作業が得意で、ミスが発生しないよう細心の注意を払って仕事に臨みました。注意点などのメモを作って同僚に共有したり、また取引先へのケアを忘れずに取り組んできました」

などの記載を入れることで、性格についても面接官に伝えることができるのです。
 
 
 


 
 
 

学生時代のことを振り返ってみる

 
第二新卒の面接で準備しておいた方がいい点としては、
「学生時代に取り組んだことを話せるようにする」
です。新卒の就職活動の延長のようですが、第二新卒の面接では聞かれることが多いです。

学生時代の専攻だったり、スポーツだったり、趣味だったりを聞かれることが多い
ので、時間があるときに振り返ってみましょう。


繰り返しになりますが、第二新卒の面接の場合、仕事面の経歴が浅いため、面接で仕事の内容を聞いているだけでは応募者のパーソナリティがわかりません。ですので、学生時代のことや趣味を聞くことが多くなるのです。

このような事情をふまえ、第二新卒の転職活動では、学生時代のことも話せるように準備しておきましょう。
 
 
 
 
 

面接の練習をしてみる

 
職務経歴書が完成したら、次は面接の練習をしてみましょう。
面接の練習としては、自分がどのように話しているかをスマートフォンで撮影してみるのがおすすめです。

中途採用の面接では、初めに応募者の方が自己紹介をするのが一般的です。まずは、スマートフォンを目の前に置き、自己紹介の練習をしてみましょう。
 
恥ずかしさはあるものの、自分がどのような表情で話しているか、話している内容がわかりやすいかなど、自分の話している様子を客観的に分析できるので、非常に効果的な練習になります。

職務経歴書ができれば、話す内容はある程度、固まってきます。面接で「この部分は自分のPRとしてしっかり言いたい」というアピールポイントがあれば、その部分を録画しながら練習したり、後で見返してみることで、もっと上手く伝えられるように工夫したりもできます。

まずは、面接の練習を一人でやってみましょう。
 
 
 
 
 

転職エージェントに相談してみる

 
第二新卒で転職活動にうまくいかない方は、転職エージェントに登録してみるのも非常に効果的です。

転職エージェントは転職のプロとして、志望する業界の情報や、各社の求人の動向といった最新情報をもっています。また、業界に精通しているキャリアアドバイザーが、無料で職務経歴書の添削や面接対策などもしてくれます。

キャリアアドバイザーは数多くの職務経歴書を見ているため、内容の改善点を指摘してくれたり、自分が認識していなかった長所なども見つけてくれることもあります。

転職エージェントは各種のサービスを無料で行っていますので、まずは登録だけしてみるのがおすすめです。登録してみて、あまり自分に合わないのであれば利用を止めることも問題ありません。

第二新卒で転職活動に慣れていない方は、転職エージェントに相談してみましょう。
 
 
 
 
 

第二新卒の転職活動まとめ


第二新卒で転職活動がうまくいかない方は、以下のことをしてみましょう。

・応募書類を見直してみましょう
・面接で話すエピソードを考えておきましょう(性格面や学生時代のこと)
・面接の練習をしましょう
・転職エージェントに登録しましょう

これらのことを丁寧にしてみることで、転職活動で成果が徐々にあがってくると思います。焦らずに、じっくり時間をかけて取り組んでみてください。
 
では!