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フルリモート求人の探し方、注意点は?【要確認】

フルリモート求人の探し方、注意点は?【要確認】

自宅やシェアオフィスなど、会社以外の場所で仕事をするリモートワークが一般的になってきました。中でも、会社に出社せず、すべての仕事をオンラインで完結するフルリモートワークで働く会社員も少なくありません。
 
今回は、フルリモート求人の探し方の注意点というテーマで、現役の人事担当である筆者が仕事の探し方についてお話しします。
 
 
 

目次

 

・フルリモートはどんな人におすすめ?

・フルリモートで対応可能な仕事


・フルリモートが難しい仕事

・求人を探す戦略

 
 
 
 

フルリモートはどんな人におすすめ?

 
求人の選び方の前に、まず、フルリモートワークはどんな人に合う働き方なのかを確認してみましょう。
 
 
 
 

自発的に行動できる人

フルリモートは、自分の周りに同僚の社員がいないため、コミュニケーションがとりづらい場面がどうしても出てきます。ですので、受け身の姿勢で仕事に臨むのではなく、わからないことがあったら自分で調べ、解決策を自分で考える姿勢が大切になります。
 
 
 

自己管理ができる人

フルリモート環境ですと、上司が間近にいないため、勤務中の態度をリアルタイムで監視されることはありません。一方で、成果物の出来をチェックされることが必然的に多くなるでしょう。
 
 
ですので、成果物のクオリティや期日をしっかり守って仕事をすることが強く求められます。管理する上司がいなくても、自分で仕事の環境を整え、仕事で成果を出すことに集中できる人が向いています。
 
 
 

孤独に強い人

フルリモート勤務は同僚や上司が近くにいるわけではなく、常にインターネットツールを通してのコミュニケーションになります。実際に対面で話をしなくても、画面上のコミュニケーションで大丈夫な人は、フルリモートに合っているといえます。
 
 
リモートワークが一般的になり、メンタルの調子が悪くなる社員も増えていると聞きます。フェイストゥフェイスのコミュニケーションに慣れてしまっていて、社員と雑談などしないとストレスが溜まるという人にはフルリモートは難しいでしょう。
 
 
 
 

フルリモートで対応可能な仕事

 
次にフルリモートで対応可能な仕事について考えてみます。現時点で対応可能なものを挙げています。以下の職種の方は、フルリモートで対応が比較的容易だと考えられます。
 
 
 

システム開発、WEB系の仕事

デザイナー、プログラマー、システムエンジニアなど成果物が求められ、仕事のパフォーマンスが定量化しやすいのでフルリモートで対応しやすいといえます。システム、WEB系の業界はフルリモートで対応している企業が少なからずあります。
 
 
 

コンサルティングの仕事

外資系コンサルティング会社などは、フルリモートの求人が多いです。成果主義が徹底され、アウトプット中心の評価体系が整備されています。筆者の知人も外資系コンサルが数名いますが、出社は年に5日以下、ほぼフルリモートで勤務しているという状況です。
 
 
フルリモートでも高いアウトプットが求めらるので、仕事のプレッシャーは強いものの、報酬は高めで、場所を選ばず自分の能力を発揮できる自身のある方にはおすすめです。
 
 
 

バックオフィス、事務

人事の給与計算、労務管理、経理の作業担当者など、提携作業が多い仕事はフルリモートで対応可能です。経験者でしたら手順や判断基準を理解していますのでフルリモート可能ですが、一方で経験の浅い方は、フルリモート環境では周りのサポートを受けづらいことも考えられるので、なかなか難しいともいえます。
 
 
一方、バックオフィスでも企画系の仕事は、フルリモートではなく出社して業務にあたっていることが多いようです。
 
 
 

フルリモートが難しい仕事

次にフルリモートで対応が困難な仕事について見てみます。これらの職種でフルリモートを募集している企業は少ない印象です。特徴としては、お客様と接点をもたなければいけない仕事や、社内各部署との連携が必要とされる仕事が多いです。
 
 
 

営業

オンラインでの商談が増えてきたとはいえ、どうしても初対面のお客様とお話しをする際に、オンラインだとうまくコミュニケーションがとりづらい側面があります。
 
 
特にお客様とのファーストアプローチがオンラインだと営業をしづらかったり、扱う商品が有形商材だと、実際にお客様に商品に触れてもらって良さを伝えることが難しいため、営業を進めづらいという難点があります。一般消費者が顧客の営業(BtoC)は、対面で売り込むことができないと売買が成立しないという特性をもっています。そのため、一般消費者にセールスする仕事はフルリモートでは対応が難しいといえます。
 
 
 

広報、経営企画

フルリモートが難しい業務には、経営陣と頻繁にコミュニケーションをする仕事があげられます。具体的には広報や経営企画などです。
 
 
これらの仕事は経営陣の方針を受け、施策を実行する必要があります。加えて、各部署と調整をして協力を得たり、打ち合わせを頻繁に行わなくてはならないなど、社員間のコミュニケーションが必要になる場面が多いです。仕事の特性上、なかなかフルリモートで対応するのは難しいでしょう。
 
 
 

接客業

接客業もフルリモートで対応するのが難しいといえます。オンライン系のサービスであればフルリモートで対応できるもののあるかもしれませんが、実際のところ、お客様に対面でサービスを提供する接客業はフルリモートで対応することは困難です。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

面接で確認するポイント

 
フルリモートの求人に応募し、面接など選考の過程で確認すべきポイントがいくつかあります。実際に入社後に「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔しないためにも、入社前に仕事環境について社員に質問してみましょう。
 
 
 

フルリモートで勤務している社員の割合はどのくらいか?

まず、そもそも応募する会社にフルリモートで勤務する社員がどの程度いるのかを聞いてみましょう。多い方がフルリモートの環境が整備されていたり、対応する知見が溜まっていたりします。
 
 
 

メンバー間のコミュニケーションはどう取っているのか?

こちらも重要な確認ポイントです。どのツールを使っているのか、業務の報告はどう行うのかなど、コミュニケーションツールによってやり方が変わってきたり、連絡方法が違ってきたりしますので、どのような感じでメンバーの連携をとっているのかを聞いてみましょう。
 
 
 

途中からフルリモートではなく出社に変わることはあるか?

これは重要な問題です。契約面での確認ポイントですので、面接の段階で確認しておきましょう。そもそも会社から離れた遠隔地在住ですと、途中から出社に切り換えるのは困難です。ですので、念のために確認しておきましょう。
 
 
 

フルリモートで人事異動する際にどう対応するか?

こちらも面接で聞くべき重要な点です。全社的にフルリモートが進んでいる会社であれば、人事異動もスムーズに行えますが、一部の部署だけフルリモート勤務なのであれば、他の部署への人事異動はしづらくなります。加えて、フルリモート勤務の評価についても聞いておくといいでしょう。
 
 
 

フルリモートで勤務していて残業代はどうつけるか?

お給料に関わるポイントですので、こちらも念のために確認しておきましょう。定時の勤務時間内に仕事が終わらなかった場合、残業をどのように申請するのかについて聞いてみましょう。フルリモート勤務の場合には原則残業禁止の会社も多くあります。
 
 
 

フルリモート勤務にかかった費用の補助はあるか?

フルリモート勤務では、自宅で勤務をするため、光熱費が仕事のために使われていることが多くあるでしょう。フルリモートですと一か月の光熱費、通信費もある程度の金額になることが考えられます。勤務にかかる費用の補助を受けられるかも事前に確認してみましょう。
 
 
 
 

求人の探し方

 
フルリモート可の仕事はまだ少ないのが現状です。ですので、基本的な戦略として多くの転職サイト、転職エージェントに登録して、フルリモートの求人を見つけるのが良い方法だと思います。
 
 
また、メジャーな転職サイトだけでなく、GREENやキャリトレ、WantedlyといったWEB系に強いサイトやIndeedなどにも登録するのがいいでしょう。多くのサイトに網羅的に登録し「フルリモート」というワードで検索するのがおすすめです。
 
 
では、転職活動がんばってください!


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