今回のテーマは「面接で職場の環境を見抜く質問」です。
入社後のミスマッチを防ぐためには、選考の段階でできるだけ会社の情報を集め、そこから「この会社に自分はマッチするだろうか？」と考えていきます。
企業側からすると、離職率が高かったり、職場の人間関係が悪かったりする場合には、逆に「聞かれたくない情報」でもあります。中途採用に応募する側としては、質問をうまくすることで、職場の情報を推し量ることができます。
今回は、その質問例をあげてみたいと思います。
面接で職場の環境を見抜く質問例
中途採用で面接を受けていると、面接の途中で「質問ありますか？」と聞かれることがあります。
質問をあまり用意せずに臨み、あたふたする応募者の方もいると思いますが、質問タイムは会社の状況を見抜ける格好の場です。もったいないので、面接官に失礼のない程度に（雰囲気を壊さない感じで）以下の例を参考に質問してみましょう。
Q.業績に関する質問
「会社の売上状況、業績見込みについて差し支えない範囲で教えてください」
中小企業は業績が非開示なことが多いです。面接官が業績をしっかり話す場合は、業績に自信があったり、ディスクローズ意識が高い会社と見ていいでしょう。面接官も守秘義務がありますので、そこに触れない範囲で業績見込みを話してくれるのなら信頼できます。
Q.会社のカルチャーに関する質問
「社員のカラーというか、こんなタイプの人が多いという傾向はありますか？」
自分の性格と、会社のカルチャーが合うかを判断する質問です。企業によっては、明らかに同じタイプの人物を揃えてたりすることがあります（例、こまかくきっちり仕事をこなすタイプなど）
Q.会社の労務環境についての質問
「平均勤続年数ってどのくらいですか？」
応募する企業が中小で情報がない場合にする質問です。勤続年数が短いのであればハード、答えなかったり、曖昧な返答の時は注意が必要です。
一方で勤続年数が長いときは、平均年齢が高く、社風は保守的な傾向が多いです。
「育休を取っている人はいますか？」
育休取得率が会社のホワイト企業度を測る目安ともいえます。また、ベンチャー企業では育休に入れないことがたまにあります（もちろん労働基準法違反ですが）
「若手で管理職になった人はいますか？」
社内の新陳代謝が活発か？、成果主義か？を見極める質問です。
Q.配属される予定の部署に関する質問
「みなさん何時に出社して何時ぐらいまで働いていますか？」
「土日出勤とかありますか？」
普段の業務量と、仕事のハードさを類推するための質問です。
「部署のメンバー構成を教えてください。差し支えない範囲でメンバーの年齢層も」
自分が部署でどのような立ち位置になるかを知るための質問です。結局のところ、配属される部署がどのような環境か？毎日顔を合わせる同僚はどんな人たちなのか？が最重要になってきます。
「今回募集の背景を教えてください」
中途採用では、必ず募集を掛けている理由があります。前任者が退職したのか？人事異動になったのか？あるいは部署を新設するのか？業績好調で仕事が増えたのか？など、どんな理由で募集しているのかを聞きます。
後悔しないために、下調べは入念に
質問集を読んでいかがだったでしょうか？採用する側の立場として、隠しておきたい質問もあるのは確かです。また、応募者から面接でこのような質問をされ、中には不快になる面接官もいると思います。
しかしながら、そのような情報開示姿勢がない会社には、誠実さを感じませんし、入社した後に後悔する可能性も高いと思います。
なによりも、
「なんで入社してしまったんだろう、、」
と後で後悔しないために、面接の場でできるだけ色々な角度から質問をすることが大切です。
今回の質問例を参考に、自分だったらどのような質問をするか？考えてみてください。
では！
doda
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