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Web面接のNGポイント【やってはいけない】

「転職活動でWeb面接を指定されたけど、初めてなんで何を準備すればいいのかな!?」

2020年以降、就活や転職の面接のオンライン化が進みました。今回は
「Web面接のNGポイント」というテーマでお話しします。

 
筆者自身も中途採用の面接官としてWeb面接を多数をしたことがありますが、「ちょっと厳しいな」と激しくマイナスポイントになる、あるNG行為があります。それらの注意点についてもお伝えしたいと思います。


採用担当の面接官としての経験を踏まえながら、「会社はどんな位置づけでWeb面接をするのか」という視点で情報提供したいと思います。
 
 
 
 

目次

 

・Web面接の位置づけを理解する

・Web面接はスキルと人物の事前チェックだ

・Web面接の要注意点とは

 
 
 
 

Web面接の位置づけを理解する

 
Web面接は、正式な選考に入る前の段階の位置づけが多いと思います。カジュアル面談とかそのような意味合いです。
 
ちなみに、人事採用担当の私が以前にWeb面接をした際のお話しをすると
目的として、
 
・経歴書のスキルをしっかり持っているか(スキルの基礎的なチェック)
・人物面に致命的な問題がなさそうか(言葉遣いや服装など明らかな問題がないか)
・会社のカルチャーにマッチしそうか
 
こういった点から応募者の方を見ました。選考であるのはもちろんですが、どちらかというと(言葉は少し悪いですが)スクリーニング的な意味合いがあるのです。


というのも、採用する企業の視点では、面接というのは非常にコストがかかるものなんですね。


・面接官のスケジュールを調整し
・面接場所をセッティングし
・応募者を迎える
 
このプロセスを、一次面接、二次面接、と回数を重ねていく。採用する企業だけでなく、応募者の方にも非常に労力を求める行為なんです。


一方で、書類選考で足切りをしすぎると、企業にとっては応募者数を絞ることになるので、いい人材に巡り合う可能性が低くなるのです。
 
応募書類の書き方はいまいちだけれども、面接で会ってみると非常に好人物だったり、応募書類には記載されていないスキルを持っている方もいます。


企業側としては、

 

・手間とコストを抑えたうえで、多数の応募者と会ってみたい
・次のステップに進めてよいかの見極めをしたい

 
という思惑があるのです。
 
 
 
 

Web面接はスキルと人物の事前チェックだ

 
Web選考というのは、決して足切りではなく、非常に重要なステップなんですね。応募書類だけでは判断がつかない事柄を、PCの画面を通じてコミュニケーションし、次のステップに進めるかどうか判断していく。


Web選考で、応募書類の内容通りのスキルを持っていそうだと印象づけたり、あるいは、人柄の良さなどプラス面を強調できれば、一気に最終選考にいけたりもします。
 
最近は、企業も人材の取り合いですので、いい企業ほどスピード選考を心がけています。ですので、応募者としてはいかに短時間で好印象を与えられるか」という点を念頭におきましょう。
 
 
 
 

Web面接の要注意点とは

 
では、応募者にとって、Web面接を受ける前に、どのような点に気をつければよいのでしょうか?何を事前準備しておけばよいのかといえば、
 
・スキル面を担保できるだけのエピソードを簡潔に、数字つきで説明できるようにする
・自分の性格を端的に説明するトークを考えておく
 
これらを十分に練っておくとよいです。それこそ、演劇のセリフのように暗記しておいて、スラスラ話せるようにしておいてください。簡潔に、端的にと、「コンパクトなトークを心がけてほしい」と強調していますが、これはWeb面接の特性上です。


ここで強調してお伝えしたいことがあります。Web面接のNG行為、それは、
 
・一方的に話さない
 
ということです。単純すぎるかもしれませんが、これは非常に重要です。
 
Web面接では、どうしても通信機器の関係で、聞き取りづらかったり会話にタイムラグができたりします。コンマ何秒か遅れたりする。どちらかが長い話を一方的にすると、聞いている方は非常に苦痛になる恐れがあるんですね。
 
画面を通して一方的に話すと、相手も話を変えづらくなったり、コミュニケーションが難しい状態となったりするのです。ですので、簡潔に、コンパクトに話をまとめる必要があるのです。話の構成の仕方としては、

・面接官がエピソードに興味をもち、質問しやすいような工夫をする

 
これが大切です。Web面接だけで内定ということはまずありません。
 
次のステップである対面の面接に進むためには、企業側に興味を持ってもらうことが最大のポイントなのです。引き出しの中身を軽く見せて、面接官に「あ、この応募者は次のステップにあげて大丈夫だ」と思わせればあなたの勝ちです。


では!