今回は「まずは転職活動の流れを押さえよう 応募→内定までの全ステップ」というテーマでお話しします。
転職の基礎ですね。転職のスタートから、転職先に入社するまでにどんなステップがあるのか見てみましょう。
転職活動の流れ
まずはじめに、転職活動の流れを見てみましょう。以下の①~⑩になります。
① 転職活動のスタンスを決める
② 情報収集する
③ 応募書類を用意する
④ 応募する業界・企業を決める
⑤ 応募
⑥ 面接
⑦ 内定・条件交渉
⑧ 現職に退職願の提出
⑨ 現職の退職
⑩ 転職先に入社
ステップがいくつもありますが、次に一つひとつ見ていきましょう。
① 転職活動のスタンスを決める
まずは、どの程度の熱量で転職活動をするのか、転職活動のスタンスを決めましょう。
一般的には2つのパターンがあります。
1)できるだけ早く次の会社に移る
2)よい条件の会社に内定をもらうまでじっくり長期戦で臨む
この2つが多いと思います。加えて、現職の忙しさや、ボーナスの支給月、家庭の状況をふまえた上で、どのようなスタンスで転職活動をするのかをまず決めます。
② 情報収集する
dodaやリクルートエージェントのサイトを見て、転職市場の状況を把握します。売り手市場なのか、買い手市場なのか、転職市場の需給バランスでかなり転職の進め方が異なってきます。まずは、いまどういう状況なのかを把握します。dodaやリクルートエージェントなどの転職サイトで、各種のデータがありますので、そちらを参考にしてください。
doda求人倍率レポート
https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/
③ 応募書類を用意する(重要)
おそらくこの作業がもっとも重要で、もっとも手間がかかる作業です。転職活動に必要な職務経歴書、履歴書、証明写真を用意します。以下の記事は、私が以前書いたものです。参考にしてみてください。
転職に成功する!履歴書・応募書類の書き方
転職に成功する!履歴書・応募書類の書き方2
自分でできる方は、以下のサイトを参考に、応募書類を用意してください。
職務経歴書の書き方・職種別の書き方見本とフォーマットダウンロードhttps://www.r-agent.com/guide/article564/
【ニーズ別】職務経歴書のフォーマット・テンプレート ~ダウンロードしてすぐに使える~
https://doda.jp/guide/syokureki/download.html
応募書類の中でも、職務経歴書は特に重要です。というのも、この職務経歴書の完成度で、書類選考の合否が決まったり、面接での話の展開が決まってくるからです。
逆にいうと、応募書類をしっかり固めておくことで、転職活動をスムーズに、効率的に進めることができます。職務経歴書の作成が面倒だったり、あまり自身がない方は転職エージェントに添削してもらうというのもアリです。転職エージェントは、応募書類を無料で添削してくれるので、アドバイスを受けながら作成すると、非常に精度の高い応募書類が出来あがります。
④ 応募する業界・企業を決める
次に、応募する業界・企業を決めます。応募書類を企業ごとに微調整して提出します。非常に労力のかかる作業です。
ここでもスタンスを決めることが重要で、
・同じ業界に絞って転職活動する
・業界はこだわらずに転職活動する
どちらかに決めると良いでしょう。
業界を決めたら、どのような手法で応募するかを考えます。
・応募する企業を自分で探し、コーポレートサイトから応募する
・リクナビネクストなど求人広告から応募する企業を探して、サイト上で応募する
・転職エージェントに登録し、求人紹介してもらう
これらが転職活動でよくある応募方法です。
⑤ 応募
いよいよ実際に志望する企業に書類を送ります。応募書類の写真には気をつけましょう。
転職履歴書「顔写真」はこう用意する!【重要。見られてます】
加えて、書類の誤字脱字、数値、日時の間違いはマイナスポイントです。ケアレスミスの多い人物とみなされないよう、書類の記載内容には十分注意してください。
⑥ 面接
いよいよ面接に臨みます。面接の事前準備は重要です。面接が得意な方でも、「どのようなことを話すか」を事前にシミュレーションしておくことで、面接の通過率が格段に変わります。
【転職の面接対策】「外見に気を配りましょう」初級編
30代前後で面接対策に悩んでいる方むけの書籍 「転職面接必勝法」(講談社)
面接で職場環境を見抜く質問集 【どんな会社?】
⑦ 内定・条件交渉(入社日を決める)
最終面接を通過すると、志望する企業から内定と、待遇(採用条件)が提示されます。この待遇は前職の年収をもとに決める場合が多いです。たいていは前職の年収と、その会社の同年代社員の年収を比較して、提示額を決めます。
⑧ 現職に退職願の提出
志望先の企業から条件提示を受け、入社を承諾したら現在の職場に退職願を提出します。有給休暇の残り日数を確認し、最終出社日・退職日の確定させます。
⑨ 現職の退職
現職を退職する際には、健康保険証を返却します。雇用保険被保険者証、年金手帳(会社保管の場合)など、必要書類を受け取ります。源泉徴収票は、最終給与の後に自宅に郵送されてくる場合は多いようです。退職後にごくまれに「前職から書類を取り寄せる(=退職・在職証明)」ことが発生したりしますので、人事担当者の方の連絡先を聞いておくと良いです。
⑩ 転職先に入社
晴れて転職先に入社、転職活動は終了です。