今回は「ボーナスをもらってから転職の注意点は?」というテーマでお話しします。
転職活動でよくあるテーマですね。ボーナスをもらってから退職するか?もらう前に転職するか?
さて、注意点は何でしょうか?ボーナスをもらってから転職する予定の方も、ポイントをまず抑えてから転職活動をスタートさせましょう。
注意点は以下になります。
・給与(賃金)規程を確認する
・転職活動のスケジュールを事前によく考える
になります。
一つずつ見ていきましょう。
給与(賃金)規程を確認しよう
会社には給与の支払いについて定められた給与規程というルールブックがあります。会社によっては賃金規程と呼んだりもします。この給与規程を見て、ボーナス(賞与)のルールをまず確認しましょう。
賞与の支給を受けるためには、
・~の期間の成績が評価対象
・賞与の支払日に在籍していること
などときっちり定められているはずです。
だいたいは、ボーナスの支給の半年前の期間の成績が評価対象になります。例えば、12月支給のボーナスであれば、4月~9月末の期間の成績が反映されます。
まずはボーナス支払いのルールを確認しましょう。
転職活動のスケジュールを事前によく考えよう
ボーナスの規程を確認した後は、退職までのスケジュールを自分なりに考えてみましょう。転職活動を終え、転職先を決めた上で、ボーナスをもらってから辞めるというのがもっともいい形だと思います。
退職までのスケジュールを考える上でポイントとなるのが、
・ボーナス(賞与)の支給日
・退職日
・会社(上司)に退職を申し出る日
です。この3つを決めると、退職までのスケジュールがスムーズに決まります。
例えば、12月の上旬がボーナスの支給日だとすると、
・退職日は12月末もしくは翌年1月中
・会社に退職を伝えるのが11月上旬ぐらい
となります。1月中の退職であれば、会社に退職を伝えるのが12月にずれ込んでも構わないと思います。
通常の会社ですと、ボーナスの支給日前に「成績評価会議」があります。この会議でボーナス査定があり、支給額が確定します。
退職を伝えると、ボーナスの査定に響くのであれば、この査定会議の後に会社に退職を申し出るものよいでしょう。
今回は、「ボーナス[賞与]をもらってから転職の注意点は?」についてお話ししました。
このお話しをすると、必ず出てくる話題としてあるのが「ボーナスをもらって退職するのは会社に申し訳ない気がする」という意見です。
賛否両論あると思いますが、ボーナスの性質をよく考えてみると、前期までの頑張りについて少し遅れてもらえる報酬ということになります。「ボーナスは賃金の後払い的な性質をもつ」とも言われますので、それほど気にする必要はないというのが実際のところです。
では。