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面接前に応募する企業はこう調べる

面接前に応募する企業はこう調べる

今回は「面接前に応募する企業はこう調べる」というテーマでお話しします。

転職をする際に、もっとも気になるのが応募する企業の情報ですよね。入社した後に、「こんなはずじゃなかった・・」というミスマッチを避けるために、できるだけ応募する企業の情報を知りたいものです。

今回は現役の人事採用担当者である筆者が、応募する企業の調べ方をお伝えします。


 

どうやって応募する企業を調べるか?


みなさんも、面接に行く前に、応募する企業の情報は調べるとは思います。メジャーな調べ方としては以下のようなものがあります。

・コーポレートサイトを見る
・googleで企業検索、ニュース検索、画像検索
・代表取締役の名前でgoogle検索

これらのほかに、より実践的な調べ方をあげてみましょう。


・リクナビ新卒、マイナビ新卒で調べる
就職時のミスマッチを防ぐため、新卒就職情報サイトには法令で情報開示が義務付けられています。新卒の離職者数や、女性管理職の数、育休取得者数、平均勤続年数等の情報が掲載されています。 中途の転職サイトよりも情報が多かったりするので、まずこちらを調べましょう。 


・転職サイト(リクナビNEXT etc)に求人を出していないか調べる
転職サイトで企業名を検索し、中途採用の情報を調べます。掲載されている広告や、写真などから会社の雰囲気を類推することができます。一つの企業が多くの求人を出していると、人手が足りていないのか、もしくは離職者が多いのか?など類推できます。


・日経テレコンで調べる
日本経済新聞社の記事データベースです。過去30年分の全国紙や地方紙、専門誌などの記事を検索することができます。利用料は少々高いですが、証券会社に口座を開いていると無料で使えたりします。


・帝国データバンクで調べる
国内最大手の信用調査会社です。この会社のデータベースで企業の損益などを調べることができます。帝国データというと、あくまで法人対象のデータベースというイメージが強いですが、G-Searchという廉価版を提供しており、1社ごとの簡易なデータを取り寄せられるようです。


・転職会議で調べる
リブセンスが運営している企業の口コミデータベースです。実際にその企業で働いていた人の体験談を読むことができます。プラスの情報、ネガティブな情報と両方掲載されています。口コミの投稿数が多い企業は良い意味でも、悪い意味でも注目度が高いと読み取ることができます。転職会議と同じ趣旨で、openworkという企業口コミサイトもあります。


・反社チェックしてみる
コンプライアンス順守が求められる世の中ですが、反社会的勢力との関連がないかをチェックするのが反社チェックです。googleで企業名+ネガティブワードで検索し、その結果を確認するものです。過去に応募する企業が事件を起こしていないかなどについて調べるものです。


・2ちゃんねるで調べる
ネガティブ情報が多いイメージの2ちゃんねるですが、中には真実に近い情報が書かれているので、一度、目を通してみるとよいでしょう。会社・職業板、ちくり裏事情板などに企業情報が書かれていたりします。業界ごとに企業の勢力図や、業界の中での企業の比較など、内部の人と思われる書き込みが掲載されているので、けっこう有益だったりします。


事前に調べないとどうなる?


これらが事前に応募する企業を調べるための情報源です。けっこう調べる手間がかかるので、ゲンナリしている方も多いと思いますが・・
私自身の体験談ですが、転職のミスマッチを経験したことがあるんですね。

その際に、「このミスマッチは、入社前に気づけた」と落胆したのです。上記のデータのひとつをよく読み込んでいれば、事前に避けらたからです。それをきちんと調べずにミスマッチを起こしてしまった。これは自分の失敗でした。

その自身の経験をもとに今回は企業の調べ方をお伝えしました。

やはり、強調したい点としては、
「データを細かく読み解き、どのような職場なのか?と類推する」ということが大切です。みなさんも事前に時間をかけて応募する企業の情報を集めてください。

では!