「朝起きて会社行くの辛い」
「土日が終わるのが早く感じる。もう1日休みたい」
「会社にいくとやたら疲れる」
「帰りの電車に乗ってて、このままの生活でいいのか悩んでいる」
新卒で念願の会社に入ったものの、仕事が辛くて悩んでいる方もいるでしょう。毎日、一生懸命仕事に取り組んでるけど、しんどくて仕方がないということもありますよね。
この記事を書いている筆者も、20代後半までは仕事を覚えるのに必死だったり、上司とうまくいかず、悩んでいる時間の方が多かった記憶があります。
カレンダーを眺めながら、
「いつ辞めようかな」
といつも考えていた覚えがあります。
今回は、新卒で入社して一ヶ月、仕事が辛くて辞めたいとお悩みの方にむけ、解決策を一緒に考えてみようと思います。悩んで悩んで疲れている新卒のみなさんが、少しでも楽になればいいと切に思います。
目次
・社外の同級生に相談してみる
・ノートに自分のいまの気持ちを書き出してみる
・数年先輩の会社員生活を観察してみる
・辞めたいときに注意すべき行動
・思い切って転職する
社外の同級生に相談してみる
入社一ヶ月目に会社を辞めたいと思ったら、まず学生時代の同級生と話してみるのをおすすめします。仕事が辛くて、考え疲れているときは、あえて学生時代の友達と接してみるのです。そして、話を通して彼らを観察してみましょう。
楽しそうに働いているか?
仕事にどう取り組んでいるか?
どういう気分で仕事をしているのか?
このような観点から、自分と同級生のおかれている状況を比べてみましょう。自分が「辛い」と思っている状況を客観視してみるのです。同級生はどのように働いていて、彼らはいまの自分自身の状況をどう捉えているのでしょうか?
仕事が辛く、悩んでいるときには、まず社外に目を向けてみましょう。辛いときは、どうしても目の前のことに目がいきがちですよね。毎日8時間ぐらいの長い時間を会社に費やすわけですから、どうしても意識が会社中心になってしまいます。
これは仕方のないことです。自然な反応なんですね。そんなときは、あえて外に意識をむけてみましょう。
「いま、辛いと思っている自分の状況は同級生と比べてどうなんだろう?」
このような視点で考えてみる。
社外の同じ若手社員と比べてみることで、ある程度、自分の考え方に客観性をもたせることができるのです。お休みの日に、大学や高校時代の同級生を誘い、食事でもしながら話し合ってみましょう。
気の置けない友人と話し合うことで、視野が広がったり、あるいは自分のいまの状況を冷静に見つめなおすことができると思います。
ノートに自分のいまの気持ちを書き出してみる
辞めたい気持ちが沸き上がってきているときには、自分のいまの気持ちをノートに書き出してみるのもいいでしょう。
お休みの日でゆっくりした気持ちで、ノートに自分の気持ちを記してみましょう。
自分はなぜ会社を辞めたいんだろう?
原因は何にあるんだろう?
状況を改善できないだろうか?
自分にできることはなんだろう?
こういった点を頭におきながら、文章を書いてみるのがいいでしょう。思ったことを素直に文字にしてみて構いません。自分しか見ないノートですから、何を書いても大丈夫です。自分の気持ちを文字にしてみましょう。
また、日記をつけたりするのもおすすめです。毎日、仕事が終わって帰宅したら、落ち着いていまこの瞬間の気持ちを書き出していきます。
きょうの仕事はどうだったか?
人間関係はどうか?
いまの気持ちはどんな感じか?
これらを書き溜めていき、読み返してみることで自分の気持ちや状態を冷静に捉えることができるのです。
自分は何が嫌なのか?
どういう状態が心地よいのか?
こういった点がわかれば進歩している証拠です。じっくり、落ち着いてノートに自分の考えを書いてみましょう。
会社の先輩を観察してみる
仕事が辛くて辞めたくて困っている、というときに、自分の状況を見つめなおすのに有効なのが会社の先輩の会社員生活を観察してみるということです。これは非常に実践的で効果的な手段です。
このときに観察する先輩は同性で年齢が近い方がいいでしょう。会社の先輩がどういうキャリアを歩んでいるのかを観察するのです。会社という組織の中では、能力や運の要素はあるものの、みんな似たようなキャリアを歩むことが多いものです。
入社一年目でこのような仕事をして、20代後半で仕事をある程度覚え、30歳ぐらいでリーダーになっていく。会社によって異なるものの、ある程度、会社ごとのキャリアプランがあるのです。
ですので、年の近い同性の先輩がどのように仕事に取り組んでいるのかを観察するのが大切なのです。
果たして先輩は、楽しそうに働いているでしょうか?
じっくり職場で観察してみましょう。
辞めたいと思ったときに注意すべき行動
次に、仕事が辛くて辞めたいときに「とってはいけない行動」についてお話しします。
①感情に流されたまま行動する
よく、会社が辞めたくなり、衝動的に退職願を出す人がいますが、これはおすすめしません。どの会社でもいい点、悪い点はあります。会社というのは結構、ドライな側面を持ち合わせています。退職願を出したが最後、急に周囲の対応が冷たくなり、一気に退職まで進むことがあります。ですので、退職願を出すのは最後までとっておき、その前に冷静に自分の状況を振り返ってみることが大切です。
繰り返しになりますが、会社はビジネスをする場です。「去る者は追わず」の姿勢の会社が多いですので、感情に流されるままの行動だけは止めておきましょう。
②仕事には手を抜かない
仕事が辛くて仕方がないと、徐々にマインドが下がってきて、仕事の出来が悪くなることがあります。これもやってはいけない事がらの一つです。仕事のパフォーマンスが下がると、上司から指導が入ることがあります。注意を受け、指導が入れば、さらに悩みごとが増えていきます。ですので、やっかいな事がらを減らす意味でも、目の前の仕事には力を注ぐようにしましょう。
③社内の人には相談しない
やってはいけない事がらの一つに「社内の人に相談する」があります。これはもっとも重要です。新卒の社員は社内から注目を集めがちです。取締役や部長など、新卒の社員がどのように働いているかしっかり見ています。
ですので、「辞めようかどうか悩んでいる」ということを社内で相談しようものなら、一気に情報が広まる可能性があります。余計なプレッシャーを増やさないためにも、相談は社外の人にするようにしましょう。
思い切って転職する
いまの職場に見切りをつけ、思い切って転職するという手段もあります。
・どう見てもいまの職場とマッチしなかった
・仕事が向いていなかった
という場合は、早く行動を起こした方がよいケースも多々あります。実際に、ベンチャー企業に入社したものの、3ヶ月で見切りをつけ、大手総合商社に転職したという人物も私の身の回りにいます。
また逆に、大手企業に入ったものの、その意思決定の遅さと保守的なカルチャーに嫌気がさし、1年で中小企業に転職した人も、実際に知り合いにいます。
よくよく考えてみて、明らかに自分の志向性と合わないときには、転職するのもいいでしょう。新卒で入った会社を短期間で辞めて転職し、新天地で活躍するという成功例もたくさんあります。