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その会社に転職して大丈夫?応募前に会社を調べる3つのポイント

その会社に転職して大丈夫?応募前に会社を調べる3つのポイント

今回は「その会社に転職して大丈夫?応募前に会社を調べる3つのポイント」というテーマでお話しします。

転職活動中に志望する企業を調べることはとても重要です。求人票や志望する企業のコーポレートサイト、採用情報ページ、さまざまな情報がありますが、その情報の捉え方で、企業の内部事情が透けて見えることもあります。

今回は、転職活動をする際に、どのような観点で企業を調べればよいのかをお話ししたいと思います。


 
 
 

退職する理由のベスト3は?


まず初めに、参考になる記事を紹介します。

若年層の「初めての転職の理由」をさぐる(2020年公版)
https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20200118-00158452

この記事によると、転職経験者がその会社を辞めた理由のベスト3が書いてあります。


<会社を辞めた理由ベスト3>
1位 労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった
2位 人間関係がよくなかった
3位 賃金の条件がよくなかった


これらの辞めた理由ですが、若年層だけでなくこれから転職する人にも、重要な視点が含まれていると思います。
これら3つの項目を、事前に様々な情報を集めて下調べすることで、転職のミスマッチを防ぐことができると考えます。


次に、具体的にどのように転職先の情報を集めるか?について見ていきます。


 
 

・労働時間・休日・休暇について調べる方法


まず、志望する会社がどの業界に属しているかをもとに調べます。以下のような業界・産業別の労働時間で、ある程度、残業が長いのか否かを推測できます。


産業別に見た長時間労働の実態と課題(大和総研)

https://www.dir.co.jp/report/research/policy-analysis/human-society/20180330_020030.pdf


業界ごとの労働時間に関しては、マイナビ新卒、リクナビ新卒などのサイトなどを使って調べることもできます。若者雇用促進法という法律で、企業は情報開示を求められており、月平均の残業時間や、有給休暇の取得率などの職場環境についてのデータが掲載されています。


 
 

・賃金の条件について調べる方法


志望する会社の賃金の条件を調べる際にも、まずは業界の平均値から調べます。


マイナビ転職業種別 モデル年収平均ランキング

https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/income/ranking/02/


最新版!40歳年収「64業界別」ランキング


https://toyokeizai.net/articles/-/240069


次に、転職会議やopenworkで個別の企業の情報を調べます。企業の評判サイトは、明らかなネガティブ投稿も多いですが、口コミの総数を見ると、ある程度、評判の真偽が推測できると思います。

転職会議

https://jobtalk.jp/

OpenWork

https://www.vorkers.com/

口コミが多ければ、それだけ話題に上りやすかったり、OB・OGが多い企業だと推測できるのです。個人的な体感値ですが、転職会議やopenworkともに、平均年収は若干低めに出ている気がします。


 
 

・職場の人間関係について調べる方法


これはなかなか難しいです。人間関係ではなく、「社風」という要素で職場環境を類推することもできます。
例えば、オーナー企業で年功序列型、平均勤続年数の長い会社ならば、社長のまわりに、取り巻きの社員がたくさんいるでしょう。

となると、その取り巻きの社員との相性などが「人間関係」の重要な要素になるのは容易に想像できます。一方、外資系企業は、基本的にドライですし、評価基準も「自分の決められた範囲の仕事をきっちりするだけでよい」となっています。ジョブディスクリプションがきっちり決まっているので、「同僚と助け合う」という雰囲気がまったくなかったりします。

これらの社風をおおまかに類推した上で、個別の情報をインターネット上で調べたり、実際に社員に聞いてみるのがよいでしょう。

2ちゃんねるに職場の人間関係が詳しく書き込まれていたりする場合も多々ありますので(もちろんニセ情報も多いですが、、)細かく見てみるとよいでしょう。


そのうえで、職場の人間関係を類推し、面接を受けます。面接では、職場の雰囲気や、面接官の表情、しぐさ等をよく見ましょう。

面接時に面接官が疲れ切っていたり、面接中に、面接官同士が気を使いあっていたり(面接官が社長で、同席している面接官がやたら気を使っているなど)するなど「職場の雰囲気・人間関係を表す細かいサイン」が出ていたりします。

このようなサインを見逃さないようにしましょう。

私自身も、何度か殺伐とした職場で働いた経験があり、心身ともにストレスがたまったことがあります。後で振り返ってみると、面接時に面接官が疲れていたり、インターネットの掲示板に職場の雰囲気を示す情報がありました。

職場の人間関係を事前に探るのは難しいですが、アンテナを貼って、少しでも会社の雰囲気が合わないと思ったら、冷静に考えて、ときには辞退するのも重要だと思います。


では!