今回は「転職活動の期間はどのくらいが普通?」というテーマでお話しします。
やはり、転職活動をする前にはスケジュール感を確認しておきたいですよね。
人事採用担当の私の答えをお伝えします。転職活動にかかる期間は、
・本人のスキル・経験・ポテンシャル
・年齢
・企業の採用状況
この3つの要素で決まります。
一般的には、
本人のスキル・経験・ポテンシャルが高く、年齢が若ければ、極めて短期間で転職活動が終了することがあります。
最速、2週間程度で内定が出ることがあります(一般的な企業の場合)。ベンチャー企業ですと、選考のスピード感がありますので、応募から最速1週間で内定が出る場合もあります。
ただ、「早く内定が出ればいいものでもない」という側面もありますので、十分注意しておきましょう。まともな会社ほど、人材採用の重要性を理解していますので、通常であれば最速で2~3週間の選考期間と考えた方がいいです。
やはり、若い人材ほど内定までの期間が短い傾向
採用する企業側も、若くてポテンシャルの高い人材を求めており、どこの企業でもニーズは高いです。ここでいう若い人材とは新卒~30代前半までを指します。
ですので、採用する企業側も「選考に時間がかかると他の企業に良い人材をもっていかれる」という焦りもあり、若い人材の選考スピードは速めになります。
30代後半からの中途採用は景気に左右されやすい
一方で、30代後半からの経験者採用は、採用する企業側の影響を大きく受けます。景気が良く、人手不足の状況では転職が非常に容易で、選考もとんとん拍子に進みます。
しかしながら、景気が下向きのときには、企業も選考に慎重になりますので、書類選考の通過率が低くなり、結果、転職活動に時間が掛かることとなります。場合によっては、転職活動の期間が6か月~1年程度かかることもあるでしょう。
では、年齢が高くなると転職は難しいのか?
人事採用担当をしている私の意見としては、残念ながら60代以上の定年退職者の再就職は難しい状況であるといえます。
実際、ハローワークの求人でも、60歳以上の募集をしている企業は少ないようです。
しかしながら、少し下の世代・50代であれば若干状況は変わります。50代でもしっかりしたスキルと経験をもった人材であれば、転職は可能であると思います。転職活動に時間がかかるかもしれませんが、50代以上の管理職を求めている企業は少なからず存在します。
中小企業は人材育成に割く時間が少ないため、優秀な管理職がいないことが多々あります。そのポジションを補うべく、中途採用で50代以上の管理職を募集することがあります。採用と応募のタイミングがぴたりと合えば、50代の方も短時間で採用に至るケースもあります。
今回は「転職活動の期間はどのくらいが普通?」というテーマでお話ししました。いかがだったでしょうか?
転職活動を長引かせないためには、日ごろから企業の採用活動をチェックしておくことが大切です。
効率よく情報収集するには、
・転職サイトに履歴書を登録しておく
・転職エージェントに登録しておく
ということもおすすめです。すぐに転職をしない方でも、登録だけしておいて、「よい求人があれば紹介してもらう」という形にしておくことも可能です。
日頃からの準備と情報収集を怠らないように頑張りましょう。
では!