「書類選考落ちが続いていて気が滅入る」
「面接に進むけれど、なかなか内定までたどり着けない」
「思ったより転職活動が難航している」
転職活動がなかなかスムーズに進まないときは、ストレスが溜まりますよね。
仕事をしながら空き時間に転職活動をするのは疲れますし、離職中の方も早く転職先を決めないといけないというプレーシャーで疲れている方も多いかもしれません。
今回は、現役の中途採用担当者である筆者が、「転職活動がうまくいかない!」とお悩みの方に、転職活動をスムーズに進めるために、どんな点を見直したらよいのかをお伝えします。
この記事を読んで、自分の転職活動に修正点があれば早めに対応して、内定をゲットしましょう!
目次
・応募書類を見直す
・面接で話している内容を思い出してみる
・服装や持ち物を確認する
・志望する業界を広げてみる
・転職活動を小休止する
・転職エージェントに相談する
・まとめ
応募書類を見直す
まず、初めにすることは履歴書、職務経歴書を見直してみることです。
誤字脱字はないか、経歴の年度に間違いはないかなど基本的な事項を確認します。
私は中途採用担当をしていますので、今までにかなりの数の応募書類を見ていますが、誤字脱字や入退社の年度が間違っていることが多々あります。
誤字脱字だったり年度の記載ミスが多いと、それだけで大幅な減点になります。
次に応募書類は見やすいか、わかりやすいかをチェックしましょう。
「初めてあなたの書類を見た人が、内容を理解できるか?」という観点から確認してみましょう。
・簡潔に書かれているか
・成果を数字で定量的に表しているか
・どこが得意分野なのか読み取れるか
・今後、どんなことをしたいのか
こういったポイントを丁寧に確認していきましょう。
応募書類は第三者に見てもらうのがよいです。知人だったり、あるいは転職エージェントに内容を確認してもらいましょう。
自分以外の第三者にアドバイスをもらうと、自分が思っていなかった角度から意見をくれたりします。
「自分の応募書類はこのように見えるんだ」
というのが早い段階でわかると転職活動に非常に効果的です。
面接で話している内容を思い出してみる
応募書類の確認が終わったら、面接で話している内容を確認します。
直近で受けた面接の内容を思い出し、
・どのような質問をされたのか
・それに対してどのように答えたのか
・相手の反応はどうだったか
このような点を、ノートに書きしてみましょう。
ノートに書き出してみたら、その面接でのやりとりを冷静に振り返ってみます。
面接での質問というのは、応募書類の内容である程度、決まってきます。面接官は応募書類をもとに、聞きたい内容を事前に考え、面接で質問してくるわけです。
ですので、複数の企業の面接を受けたとしても、質問の内容が似通ってくることが多々あるのです。
応募者のみなさんとしては、質問の回答の中で
・こういう成果をあげた
・このようなことを学んだ
・このようなスキルを活かした
・私はこのようなパーソナリティだ
といったことがらを簡潔に混ぜていくのが正解です。
質問と簡潔な答えという短いやりとりの中で、アピールポイントを小出しにしていく必要があるのです。
面接で質問された内容と、自分がどう答えたのかについて忘れやすい人は、面接が終わった直後に、喫茶店などに入り、メモを残すことがおすすめです。
このメモを見て、修正点を考え、次の面接に活かしていくのです。非常に地味ですが、この面接でのやりとりをメモに残すのは即効性がある面接対策です。
とてもおすすめですので、面接が苦手な方はぜひやってみてください。
服装や持ち物を確認する
基本的なことですが、身だしなみも重要です。髪型、髪の色、持ち物、靴、鞄など、すべて見られていると思ってください。
志望する業界や企業によってカラーは違いますので、応募する企業に合わせて、身だしなみをコーディネイトする必要があります。
金融や老舗メーカー、財閥系は固めの服装を好みますし、一方でIT系やベンチャー企業などはカジュアルな服装でもOKだったりします。
事前に応募する企業のコーポレートサイトを確認し、採用情報ページの社員の服装を見て、雰囲気をつかんでおきましょう。
志望する業界を広げてみる
転職活動で内定の確率を上げるための手段で有効なのは、志望する企業を増やすことです。数多くの企業に応募書類を送れば、それだけ面接に呼ばれる確率や、内定に至る確率が高まります。
転職活動というと、まず同業他社を志望したくなりますが、内定の確率を高めるためには、もっと多くの業界に目を向けてみましょう。
転職サイトや転職エージェントを使って転職活動している場合には、同じ職種の他業界にまで応募書類を積極的に送ってみましょう。
業界により中途採用の募集状況が異なることはよくあることです。景気の影響を受けて募集を絞っている業界もあれば、一方で、慢性的な人手不足で中途採用が活発化している業界もあります。
一つの業界にこだわらず、視野を広げてみるのが内定の確率を上げるために大切なことです。
転職活動を小休止する
転職活動が思うように進まないとき、活動自体を一時的にストップしてみることも有効です。
転職活動というのは非常にエネルギーがいる行為です。仕事の合間をぬって他社の選考を受けに行ったり、あるいは応募書類をいくつもの企業に送ったりすることは大変です。
自分でも意識せずに体力と精神力がすり減っていたりするものです。
転職活動がうまくいかないときは、いったん活動を止めて、休息をとってみることも大事です。リフレッシュすることで頭がクリアになり、現状を冷静に見ることができるようになったりします。
精神的に煮詰まっていると、どうしても考えが堂々巡りになったり、いい解決策が浮かばず、結果的に転職活動で成果がでないことになりがちです。
転職活動がうまくいかないときは、心身ともにリフレッシュし、コンディションを整える必要があるでしょう。
転職エージェントに相談する
転職活動がうまくいかないときには、転職のプロである転職エージェントに相談してみるのもいいでしょう。
転職エージェントのメリットは無料で相談にのってもらえることです。
転職エージェントと面談することのメリットは以下になります。
・転職市場の現状を知ることができる
・応募書類の添削をしてもらえる
・面接対策をしてもらえる
・求人を紹介してもらえる
求人の紹介が真っ先に思い浮かぶと思いますが、それだけでなく、応募書類の添削や面接対策など、内定するためのテクニック的なアドバイスをもらうことができます。
さきほど、応募書類の見直しについて書きましたが、応募書類の添削や面接対策を頼む知人がいない場合には、転職エージェントに頼むとよいでしょう。
まとめ
転職活動で思うように結果がでないときには、精神的に疲れてくるものですよね。心と体のコンディションに敏感になり、疲労していると感じたのであれば、休息をとるようにしましょう。
「何をすればいいのかわからない」と悩んでいるのであれば、第三者に意見を求めてみましょう。転職エージェントに相談するのが、手っ取り早いかもしれません。
転職活動をしていて修正すべき点はすぐに修正し、頭を切り替えて取り組んでみてください。面接がうまくいかなくて連敗続きだったとしても、冷静に反省点を見つけ、改善していけば必ず結果は出ます。
あきらめずに地道に頑張ってくださいね!