今回は「転職エージェントがむかつく！急かす」場合の対応方法についてお話しします。筆者も人事採用担当者として多くの転職エージェントの担当者と接してきました。また自身の転職活動で、転職エージェントのキャリアアドバイザーと面談をしました。
「転職エージェントがむかつく！」こんなとき、どう対応すればよいのでしょうか？
目次
・転職エージェントのビジネスモデルは？
・なぜ、転職エージェントがむかつくのか？
・転職エージェントに急かされる時は
・転職エージェントの担当者の変更も可能
・ほかの転職エージェントに乗り換える
・まとめ
転職エージェントのビジネスモデルは？
転職エージェントがむかつく！と頭にきたとき、クレームを入れる前に、そもそもなぜ転職エージェントがむかつく行動をとるのかを考えましょうう。そのためには、まず初めに、転職エージェントのビジネスモデルをざっくりと理解するところから始めるのがいいです。
転職エージェントは、求人を出す企業から人材紹介の手数料をもらい、売上をたてるビジネスです。求人を出す企業に、転職エージェントに登録した転職希望者を紹介し、選考を経て入社まで至れば紹介手数料が発生します。この紹介手数料は、転職希望者の年収の約35％になります。
結構な金額ですよね。
一方で、転職希望者は無料で転職エージェントの各種のサービスを受けることができます。転職エージェントから面接対策をしてもらったり、職務経歴書の添削などを受けることができます。無料で受けられるのも、この求人を出している企業から高い手数料をもらっているからなんですね。
なぜ、転職エージェントがむかつくのか？
転職エージェントの担当者も会社員であることに変わりはなく、高いノルマが課された営業職なんです。ですので、なんとしても転職希望者を求人を出している企業に入社させなくてはなりません。
高いノルマが課されており、その目標を達成しなくてはいけない。プレッシャーや焦りから以下のような行動をとる転職エージェントがいるのも事実です。
・転職希望者のニーズをくみ取ろうとしない
・流れ作業的に雑な面談をする
・とにかく自分の仕事を進めたい一心で、転職希望者を急かす
・転職活動が難航しそうな転職希望者におざなりの対応をする
こういった行動をとられると、本当にむかつきますよね。もちろん、転職エージェントも十人十色ですので、とても丁寧に対応をしてくれたり、評判の良い担当者も数多くいます。しかし、上から目線の担当者もいなくはありませんので注意が必要です。
転職エージェントに急かされる時は
転職エージェントと接していて、行動を急かしてくる場面があります。応募を急かされたり、選考の後半で内定が出たときなどは、入社を急がせてくることが多々あります。
こういう時は、きっぱりと、「自分のペースで転職活動を進めたいので、じっくり考えさせてください」と言って大丈夫です。まったく問題ありません。
転職活動という大事な場面で、焦って行動してよい結果は生まれません。
たとえ転職エージェントから急がされても、転職活動をするのはあなた自身です。焦ることなく、じっくりと考え、自分のキャリアにとってベストと思える行動をとるようにしましょう。
急かしてくる転職エージェントのペースに飲まれる必要はありません。転職エージェントに急かされたら、「No」と言って大丈夫です。
転職エージェントの担当者の変更も可能
転職エージェントの担当者がむかついて仕方がない。転職活動をスムーズに進められず、支障が出ているのであれば、担当者の変更を申し出ることも可能です。ただし、クレーマー的に怒って担当者の変更を申し出るのではなく、冷静に担当者の変更を申し出ましょう。クレーマーのようになってしまうと、その情報が転職エージェント内に共有され、転職活動に影響が出る可能性もあります。
ですので、転職エージェントがむかついて仕方がない場合には、冷静に問題点を伝え、担当者の変更をお願いするようにしましょう。「担当者の変更申し出」用の窓口を設けている転職エージェントもありますので、各転職エージェントのオフィシャルホームページをよく確認しましょう。
ほかの転職エージェントに乗り換える
転職エージェントの担当者とどうしても合わない場合には、その転職エージェントの使用をやめ、他の転職エージェントに乗り換えることも可能です。
転職エージェントごとに、得意な職種や業界があり、一長一短があるのは事実です。大企業の求人を多く扱っていたり、あるいはあまり求人を出さないホワイト企業の求人を揃えていたり。転職エージェントに特徴が違うのは事実です。ですので、転職エージェントごと乗り換えるのは有効な手法です。
まとめ
今回は、転職エージェントがむかつく！急かす場合の対応方法をお伝えしました。
繰り返しになりますが、対応方法としては、
・転職エージェントに急かされても焦らなくてよい
・担当者がむかつく場合は担当者の変更を申し出る
・担当者の変更を申し出るときは、マナーを守って冷静に対応する
・別の転職エージェントに乗り換えも可能
このようなことが可能です。転職活動は気分よく進めたいものです。どうしても転職エージェントの担当者が合わないときには、担当者の変更を申し出ましょう。
では！
doda
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