「経理で転職を考えているんだけど、どの転職エージェントを使えばいいんだろう？」
「経理でステップアップするために転職したい」
「未経験で経理に転職したいんだけど、どうすればいいかな・・」
今回は経理で転職を考えている方におすすめの転職エージェントは何か？というテーマでお話ししてみます。筆者自身、現役の人事採用担当者として経理職の募集をしたことが何回かあります。エージェントごとに特徴がありますので、実際に採用に関わっている身として、経理の方が転職する際に、どのようにエージェント選びをすればいいのかをお伝えしたいと思います。
目次
・エージェントごとの特徴を知る
・どの転職エージェントを選べばいいのか？
・未経験で経理に転職をしたいときには？
・経理の転職に強いおすすめ転職エージェント
エージェントごとの特徴を知る
まず、経理で転職を考える際に重要なのは、エージェントごとに特徴があるということです。具体的には、以下のようなものがあります。
・数多くの求人を扱っている「総合型転職エージェント」
知名度が高く、有名企業から中小企業、地方の企業まで非常に多くの求人を扱っています。また、転職希望者の年齢層が比較的若めで、30代半ばまでの人が数多く登録しています。求人数は多いものの、転職エージェントの担当者が経理のキャリアに詳しくなかったりするケースも見られます。
エグゼクティブなど部長級の求人は総合型転職エージェントが強いといえます。
<総合型転職エージェント>
・リクルート
・DODA
・マイナビエージェント
・経理特化型の転職エージェント
経理（事務部門）の求人ばかりを扱っている専門型の転職エージェントです。あまり求人を出さない会社の求人を扱っていたり（レア求人）、営業マンが会社の情報を詳しく入手していたりもします。求人を出す企業としても、経理特化型であることを理解しているので、経理の重要性を理解した上で、人材を募集していることが多いです。ある程度、経理のキャリアがある方は、経理職のキャリア相談などにのってもらえるので、専門型の転職エージェントに登録するのがいいでしょう。
<経理特化型の転職エージェント>
・MS-JAPAN
・ジャスネットキャリア
どの転職エージェントを選べばいいのか？
では次に、どの転職エージェントを選べばいいのかを考えてみます。年齢、経理の経験ごとに使う転職エージェントは異なります。
30代で経理経験がある人には
30代までである程度、経理のキャリアがあり、ステップアップとして転職したい場合には、総合型転職エージェント1社に登録し、他には経理特化型の転職エージェントに登録すればいいでしょう。30代で経理のキャリアがある程度あれば、比較的、容易に転職が進む可能性が高いです。ですので、あとは職場環境や待遇をじっくり見極めることが大事になってきます。
40代で経理のキャリアがある人には
40代で経理の転職を希望する方には、数多くの転職エージェントに登録することをおすすめします。40代になってくると管理職だったり、連結決算やIPOの経験など、年齢なりの高いスキルが求められてくるため、求人数が少なくなってきます。ですので、総合型転職エージェント、経理特化型転職エージェントどちらにも登録し、情報収集に力を入れることを念頭におきましょう。
未経験で経理に転職をしたいときには？
未経験で経理に転職するためには2つのパターンが考えられます。
1つ目は、人員に余裕がある企業の経理部を目指すことです。人数が多ければ、経理の実務について他の先輩スタッフから指導を受けられる可能性があります。また、経理スタッフの若返りを考えていることもありますので、このような企業であれば、未経験で経理に転職できる可能性もあります。
2つ目は、ベンチャー企業に経理として入社する形です。ベンチャー企業では人手が足りないことがよくあります。経理専門というよりは、バックオフィス担当として募集していることがあります。ベンチャー企業では経営陣もバックオフィスの仕事を担当していることがありますので、このメンバーとして潜り込む形で、未経験から経理に転職を成功させるということもできるでしょう。
求人の探し方としては、求人を多く扱っている総合型の転職エージェントに登録し、広い範囲で経理の求人を探すことが第一です。そのほか、キャリトレやGreenなどのベンチャー企業の求人が多く掲載されているサイトに登録したり、あるいはリクナビネクストやエンジャパンなどの求人広告から直接応募するのが有効でしょう。
経理の転職に強いおすすめ転職エージェント
リクルートエージェント
経理職の求人数の多さは、やはりリクルートエージェントがトップクラスです。上場企業や有名企業の求人を数多く扱っています。転職支援サービスの開始から約40年、年間13,000社の求人を扱っており、国内で最大級の転職エージェントです。
筆者は転職者として、そして採用担当としてどちらもリクルートエージェントを利用したことがありますが、求人数の豊富さはやはりダントツです。リクルートエージェントはその豊富なデータベースで、企業と求職者のマッチングを行っていますが、AIを用いた効率的な転職支援を行っています。
求人を募集している企業の「求める人材像」を詳細にヒアリングし、条件にマッチした求職者と機械的にマッチングを進めています。経理職の求人ですが、年収が500万円以上、スタッフから管理職レベルの求人に強いイメージです。大企業の求人が多いため、経理職として待遇のアップや職場環境の改善を実現したい方におすすめの転職エージェントです。
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doda
パーソルキャリアの運営するdoda（デューダ）は、629万人の転職希望者が登録する業界最大級の転職エージェントです。また、首都圏以外の地方の求人も多く扱っており、Uターン就職や地元の転職希望者にもおすすめの転職エージェントといえます。
転職希望者のデータベースの大きさは転職業界随一であるため、パーソルキャリア以外の転職エージェントも登録しています。dodaに会員登録していると、他社の転職エージェントからスカウトを受けられることもあるため、スカウトを受けたい方はまずdodaに登録するとよいでしょう。
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マイナビAGENT
マイナビAGENTは大手の転職エージェントの中でも、転職者へのサポートに力を入れたサービスの提供に特徴がある転職エージェントです。志望する業界の事情に精通したキャリアアドバイザーが在籍し、転職市場の動向や、職務経歴書の添削、面接対策を無料でしてくれるなどきめ細かいサポートが強みです。首都圏や近畿、東海などの大都市圏の経理求人を扱っており、30代前半までの転職希望者へのコンサルティングに強みを持っています。
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MS-JAPAN
MS-JAPANは管理部門、士業特化型の転職エージェントです。経理職だけでなく、会計事務所スタッフなどの経理の専門職の求人を取り扱っています。首都圏、近畿、中部の会社の求人をカバーしています。管理部門の特化型のエージェントだけあり、IPO準備中の会社や、外資系企業の経理職等のハイクラス経理求人も扱っています。また、あまり採用をかけない好待遇企業の求人を揃えていたりもします。
求人を出している企業の情報に精通しており、経理職の待遇の相場観やどのようなスキルセットが求められているのか等の詳しい情報について聞くことができます。経理職でキャリアを深めていきたい方や、経理のレア求人を探している方にはにはおすすめの転職エージェントです。
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ジャスネットキャリア
ジャスネットキャリアは公認会計士が創業した経理特化型の転職エージェントです。会計、税務、経理・財務分野に特化した事業展開をしており、会計業界の求人動向に精通しています。取引実績のある企業は、上場企業、未上場の優良企業、監査法人、大手会計事務所など5,000社にのぼります。
経理特化型の転職エージェントですので、若手向けの求人だけでなく、部長級以上の管理職の経理求人も数多く扱っています。経理としてある程度キャリアがあり、待遇アップやキャリアアップのための転職を希望している方には非常におすすめの転職エージェントです。
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