転職活動の際に求人を紹介してくれる転職エージェントですが、紹介してくれる求人が微妙だったり、自分の方向性と合わないこともあると思います。転職エージェントの求人を断れずに困っている人も多いでしょう。
この記事では、転職エージェントからの提案を断るためには、どうすればいいのか?対応方法をご紹介します。
目次
・転職エージェントの求人紹介を断れるのか?
・紹介してくれる求人のどこが不満だったかを伝える
・担当者の変更も検討しよう
・転職エージェントを変えることも考えよう
転職エージェントの求人紹介を断れるのか?
まず、転職エージェントは原則、無料でサービスを提供しています。ですので、転職エージェントの紹介してくれる求人が微妙だった場合に、利用をストップすることは可能です。あくまで、ビジネスパーソンとしてのマナーを守ったうえで、「サービスの利用を停止したいのですが」と申し出れば大丈夫です。
ここで注意すべきなのは、ビジネスパーソンとしての礼儀作法を守り、利用の停止を申し出ることです。転職エージェントからはたくさんの連絡メールや、求人の紹介がきますが、それらをスルーするのではなく、丁寧にお断りのメールをするのが大前提です。
というのも、同じ転職エージェントを再び利用するケースもあるからです。今回は転職エージェントの紹介してくれた求人が微妙だったとしても、数年後にまた同じ転職エージェントを利用することもあるかもしれません。そのようなことを念頭におき、丁寧に利用の停止を申し出ればよいでしょう。
紹介してくれた求人の「どこが不満だったか」を伝える
紹介してくれた求人が微妙だったということは、求職者と転職エージェントの意思疎通がうまくいっていなかったり、求職者の意向が伝わっていないケースが想定されます。ですので、紹介してくれた求人のどのような点がイマイチだったかを丁寧に伝えることが大切です。
大手の転職エージェントでは、AIを使って求職者と企業のマッチングを行っています。求職者の面談をしたキャリアアドバイザーは、求職者からヒアリングした内容を社内のデータベースに登録します。そのデータベース上で、AIが求職者と企業のそれぞれの希望をすり合わせ、マッチングをします。
ですので、転職エージェントのキャリアアドバイザーは、AIで自動でマッチングした求人を提示しているのです。紹介された求人が微妙だったということは、このAIにマッチングさせている項目のどこかに不一致があったということですので、設定を変える必要があります。
求職者の方は、キャリアアドバイザーと電話やメールで連絡を取り、どんな点がイマイチだったのかを丁寧に伝え、状況の改善をする必要があるのです。
担当者の変更も検討しよう
転職エージェントを利用する際に、求職者の窓口を担当するキャリアアドバイザーという役割の方がいます。転職エージェントを利用した転職活動では、このキャリアアドバイザーが重要な役割を担っています。「求職者にヒアリングをし、希望にあった企業を紹介する」転職の成功には、キャリアアドバイザーの手腕が密接にかかわっているといえます。
求職者がこのキャリアアドバイザーとの相性が悪かったり、あまりよい求人を紹介してくれない場合、キャリアアドバイザーの変更を申し出ることができます。キャリアアドバイザーの変更を申し出づらい際には、キャリアアドバイザーの変更申し出窓口も設置されていたりしますので、そちらを利用するのもよいでしょう。
転職エージェントを変えることも考えよう
転職エージェントに登録し、求職者が希望を適切に伝えたのに、それでも微妙な求人を紹介されることがあります。そもそも、求人を一件も紹介してくれないということもあります。このような時には、転職エージェントの変更も検討しましょう。
転職エージェントによって、扱っている求人数に違いがあったり、職種ごとに得意不得意があります。たとえ求職者のスペックが高かったとしても、転職エージェント自体が求職者の希望する職種を扱っていないということもあります。IT系の求人に弱い転職エージェントや、バックオフィス系の求人が少ない転職エージェントは実際に存在します。
このような時には、転職エージェントを変える、もしくは他の転職エージェントに登録することも考えましょう。
まとめ
転職エージェントに紹介された求人が微妙だったら、転職エージェントの利用をストップすることもできます。社会人のマナーをわきまえた上で、丁寧にお断りする必要があります。そして、別の転職エージェントに登録しましょう。
転職エージェントに改善を促す時には、求人のどこが不満だったかを丁寧に伝えましょう。転職エージェントのキャリアアドバイザーとの相性が悪いようであれば、担当者の変更を申し出ることも可能です。