今回は、就職活動中の学生、転職活動中の方にむけた穴場の会社の選び方についてお伝えします。就職・転職というと大企業や有名企業に目がいきがちですよね。やはり規模の大きな企業の方が「待遇がよさそう」な印象が強いからだと思います。
就職・転職先選びに参考になりそうな記事をネットで見つけました。
「給料が高くて社員が辞めない中堅企業」169社(東洋経済ONLINE)
https://toyokeizai.net/articles/-/331983
実は、日本には有名でなくてもそこそこ給料がよく、売上が安定している中堅企業がたくさんあるんですね。これらの企業に就職し、とりあえずじっくり一定期間、仕事をしてみるというのも、キャリアの戦略上、有効な手だと思います。
大手を目指すより、優良中堅企業の方が環境がよい場合も
転職や就職活動を考える際に、どうしても大手に目が行きがちです。大手企業に入れて、その後、活躍できればとてもハッピーですが、そもそも、入社するためには倍率も高く、入社後も優秀な社員の中で熾烈な争いを勝ち抜かなければなりません。
競争率が高い企業をあえて目指すのではなく、経営基盤が安定した中堅企業の方が職場環境が良好なことも多々あります。
・9時出社、17時退社
・年間休日は120日以上
・平均年収は高め
・育休取得者多い
・売上はここ数年一定
という中堅企業が多数存在するのです。このような企業を調べ、リストを作り、集中的に応募をしていく、という戦略も非常に賢い転職活動の仕方ともいえます。
優良中堅企業をどのように見分けるか?
では、どのように安定した優良中堅企業を見分けるか?という方法論を考えます。これは、扱う商材によって見分けることが可能です。
例えば、
・扱っている商材がどうしても社会にとって必要なもの
などがあげられます。公共事業だったり、医薬品だったり、生活必需品だったり、いろいろ考えられますね。
冒頭で紹介した東洋経済ONLINEの記事で、ランキング入りしている会社を調べ、扱っている商材を分析してみましょう。そして、扱っている商材がわかったら、ライバル会社はどこかを調べます。概してそのような商品は、数社で市場シェアの過半数をとっていることが多いです。ライバル会社も経営基盤が安定していることが想像できます。
優良中堅企業に入社する際の注意点は?
優良中堅企業の「優良」とは、経営基盤や経営数値が優良という意味ですが、すべてがパーフェクトということでもありません。大手の大企業と異なる点は、
・企業のカルチャーが経営者(社長)の意向に色濃く反映されている
というところです。社長さんの考え方や気質が社風に影響を与えていることが多いんですね。社風が自分の性格にマッチしていれば最高ですが、逆だった場合はなかなか厳しい状況となります。
ですので、入社前に様々な手段を使って、会社の内部情報を集めたいものです。そして自分にマッチしていれば入社を検討しましょう。以前、志望する会社の調べ方について記事を書きましたので参考にしてみてください。
◆参考記事
面接前に応募する企業はこう調べる(転職アリーナ)
では!