今回は「こんな時でも、あえて対面面接がおすすめ【会社訪問時のポイント】」というテーマでお話しします。2020年前半からオンライン形式のWEB面接が広まってきました。転職活動において、各企業も一次面接はだいたいWEB面接の形式が多くなっていると思います。
採用担当者としても、あるいは応募者の方にとってもWEB面接は時間や場所を問うことなく、簡単に選考ができるということで、広く選考の一形態として普及してきました。
しかし、ここであえて転職活動をしている方には「対面での面接」をおすすめしたいと思います。一次面接を対面かWEBのどちらかを選べるとしたら、対面での面接を希望してみましょう。
その理由は、
実際にその会社に足を運んでみることでわかることが多々あるから
です。
面接そのものではなく、どんな人は働いているのか?職場環境はどうか?などの細かい情報が実際に応募する企業に足を運んでみることでわかったりするのです。
では、会社を訪問した時、どこを見るか?
みなさんが転職活動をしている時に、気になっている点や「この点だけは譲れない」というポイントがあると思います。その点を念頭に入れて、会社を見るとよいです。
例えば、
・残業が多くない方がいい
とすると、「あえて18時以降に面接を設定し、会社を訪れたときに、どれくらいの社員がオフィスに残っているかを見る」という手段があります。働き方改革で早帰りが進む中、夕方以降にオフィスに残っている人が多ければ、慢性的に労働時間が多いのだなとわかります。
その他、会社訪問時に見るポイントは、
・社員の服装や顔色
・オフィスが汚れているか
・社訓やスローガンが掲げられている
・男女の比率
・社員の年齢層
・使用しているPCやインターネット環境
・情報セキュリティの強弱
ざっと挙げましたが、このような点を見るだけでも雰囲気がつかめます。社員の服装がオフィスカジュアルなのか、私服可なのかでカルチャーも掴めます。面接官がノートパソコンを使って面接を進めたり、あるいは有線LANのみでデスクトップパソコンのみを使用しているなどで情報リテラシーの状況も判断できます。
入室時にセキュリティーカードが必要だったり、あるいは入口のドアが開けっぱなしの会社もあります。このような点からは会社のセキュリティレベルやコンプラ意識を読み取ることができます。社訓が掲げられていたり、創業者の顔写真が飾られている会社もあります。そのような事柄からは社風を読み取ることができるでしょう。
短時間の会社訪問でも、会社のカルチャーを読み取ることはできるのです。ですので、ぜひ効率的に選考を受けられるからという理由だけでWEB面接を選ぶのは、もったいないともいえます。
会社選びについては、過去にいくつか記事を書きましたので、参考に読んでみてください。
[参考記事]
面接前に応募する企業はこう調べる 【後で後悔したくない】
では!